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| Reported by WATANABE
YUKA(Studio Harappa) |
薩摩琵琶 坂田美子&ビカム VS
吉田兄弟
■ ライブレポート その1 ■ |
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7月17日。東京お台場の新ライブスポット「トリビュート・トゥ・ザ・ラブ・ジェネレーション」に、HALMA GENがキーボードで参加している新邦楽ユニット「ビカム」のライブを見に行った。
トリビュート・トゥ・ザ・ラブ・ジェネレーションは「大人のライブスポット」というコンセプトらしく、料金設定も高めで、とてもゴージャスな雰囲気の場所だ。
夜7時と9時半からの2回公演。その2回目を見た。
◆若さ溢れる吉田兄弟
前半の30分は人気赤丸急上昇中、期待の若手津軽三味線奏者「吉田兄弟」。北海道登別出身、兄:吉田良一郎さんと弟:吉田健一さんのデュオ。2人とも20代前半という若さ。
私は恥ずかしながら邦楽に明るくないので、吉田兄弟の津軽三味線について専門的な感想は述べられない。ただし、最近話題になっている事は知っていたので、非常に期待して聴いた。
もしかして彼らのグルーヴは、非常にロックに近いのではないか?初めて吉田兄弟を聴いて、そう感じた。それほど津軽三味線を聴いた事がある訳ではないので、比較できないけれども。しかし、パワフルに疾走するドライブ感覚は、邦楽と無縁の若い世代に違和感なく受け入れられるのも納得できる。
兄の吉田良一郎さんは、若さの中にも燻し銀の風格が漂う。弟さんと比較して、どちらかといえばより正統派と聞く。しかし、渋く落ち着いた演奏のようでいて、聴く内に次第に引き込まれ、グイグイと掴んで決して放さない魅力がある。例えれば、地中に眠る溶岩。地上からその全容は見えないが、熱く莫大なエネルギーが内に秘められている。
弟の吉田健一さんは、髪も茶パツで、紋付き袴姿でなければ今時の若者といった様子、演奏も兄の渋さと対照的に、華やかな印象がある。伝統的な津軽三味線の枠に囚われず、新しい試みにも意欲的に取り組もうとしていると聞く。彼の演奏には、津軽三味線を弾く喜び、若々しい魅力が満ち溢れている。例えて言えば、夜空に煌めく大輪の打ち上げ花火。
ビジュアル系津軽三味デュオとして、純邦楽とは無縁だった若い世代にもファンを得ている吉田兄弟だが、勢い溢れる若さと、これからも伸びてゆくであろう演奏の実力には、今後非常に期待が寄せられる。
→ その2へ
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